車のバッテリーを自分で交換したいのですが、やり方が分かりません。
種類もいっぱいあって、どれを選んだらよいか迷ってしまいます。
車のバッテリーについてまとめてみました。
バッテリーの選び方、交換方法、寿命や判断方法について解説していますので、よければ参考にして下さい。
バッテリーが弱ると屋根が動かなくなるぜ!
バッテリーの選び方
バッテリーの種類
車のバッテリーにはいろいろな種類(型式)があります.
- 通常車(充電制御車)用の型式
- アイドリングストップ車用の型式
- ハイブリッド車用の型式
- 輸入車用の型式
さらにバッテリーのサイズ、端子の位置、性能の違いがあり、バッテリー本体の上部等に記載されています。
型式によって表記方法が異なります。
通常車(充電制御車)用の型式
昔ながらのガソリン車やディーゼル車に使われるバッテリーの型式になります。
①性能ランク
数値が大きくなるほどバッテリー性能(電気容量や始動性能など)が高くなります。
②バッテリーの短側面のサイズ
短側面の幅と高さ(端子を除いた箱の高さ)を表し、A~Hの記号が用いられます。
Aが最も小さく、Hが最も大きなサイズになります。
③長側面の長さ
長側面の長さ(cm)を表します。
④端子の位置
バッテリーの+側端子の短側面を手前にして上から見たとき、端子が左側にあるものをL、端子が右側にあるものをRと表記されています。
アイドリングストップ車用の型式
アイドリングストップ車はエンジンの停止・始動を何度も繰り返すため、通常車に比べバッテリーに大きな負荷がかかります。
そのため、アイドリングストップ車専用バッテリーがあり、通常車用とは異なる型式となっています。
①外形寸法区分
バッテリーのサイズ(外形寸法)を表し、J~Xの記号が用いられます。
Jが最も小さく、Xが最も大きなサイズになります。
②性能ランク
数値が大きくなるほどバッテリー性能(電気容量や始動性能など)が高くなります。
③端子の位置
バッテリーの+側端子の短側面を手前にして上から見たとき、端子が右側にあるものをRと表記されています。
通常車の型式とは異なり、アイドリングストップ車用の型式では、端子が左側にあるものは表記がありません。(無表記)
ハイブリッド車用の型式
ハイブリッド車にはモーターを回す駆動用のバッテリーとエアコンやヘッドライトなど電装品用の補器バッテリーがあります。
補機バッテリーは通常車と同じような用途に用いられますが、構造が異なるため型式も異なります。
ここで紹介するのはトヨタハイブリッド車の補機バッテリーの型式になります。
①バッテリーの種類
バッテリーが密閉構造になっておりS(Sealedの頭文字)と表記されています。
②性能ランク
数値が大きくなるほどバッテリー性能(電気容量や始動性能など)が高くなります。
③バッテリーの短側面のサイズ
短側面の幅と高さ(端子を除いた箱の高さ)を表し、A~Hの記号が用いられます。
Aが最も小さく、Hが最も大きなサイズになります。
④長側面の長さ
長側面の長さ(cm)を表します。
⑤端子の位置
バッテリーの+側端子の短側面を手前にして上から見たとき、端子が左側にあるものをL、端子が右側にあるものをRと表記されています。
輸入車用の型式
EN規格やDIN規格などがありますが、ここでは省略します。
バッテリーの選び方
使用している車に適合した、型式、サイズ、端子極性(Rタイプ・Lタイプ)、性能ランクを満たすバッテリーを選びます。
下記の方法で確認して購入しましょう。
- 付いているバッテリーの表記を確認する
- 車の取扱説明書で確認する
- ディーラー、整備工場、カー用品店等で教えてもらう
- バッテリーメーカー等のホームページで適合検索する
バッテリーの交換方法
自分でバッテリー交換する
以下の手順でバッテリーを交換します。
- バックアップ電源を取り付ける
- バッテリーのマイナス端子を取り外す
- バッテリープラス端子を取り外す
- バッテリーのステーを取り外す
- バッテリーを交換する
- バッテリーのをステー取り付ける
- バッテリーのプラス端子を取り付ける
- バッテリーのマイナス端子を取り付ける
- バックアップ電源を取り外す
バックアップ電源を取らないとカーナビなどの設定がリセットされることがあります。
交換したバッテリーは一般ゴミとして捨てる事ができません。
購入店舗等に処分を依頼してください。
具体的な作業は下記の記事を参考にしてください。
バッテリー交換を依頼する
自分で交換するのが無理な場合は、下記のお店に依頼しましょう。
- ディーラー
- 整備工場
- カー用品店
- ガソリンスタンド
バッテリーの寿命と判断方法
バッテリーの寿命
バッテリーの寿命の目安は2~3年ですが、使用環境で大きく異なります。
エンジンの停止・始動を繰り返すアイドリングストップ車用のバッテリーはバッテリーに負担がかかるため、寿命が短くなる傾向があります。
下記の点に注意をするとバッテリーの寿命を延ばすことができます。
- 定期的に長距離を走る
- エンジン停止時にエアコンやカーナビ等の使用を控える
- 定期的にバッテリー充電器で充電する
環境にはよくありませんが、アイドリングストップをキャンセルする方法もあります。
バッテリー劣化の判断方法
一般的な車のバッテリーは12用でありますが、実際の電圧はこれより少し高い値を示します。
エンジンが停止中などオルタネーター(発電機)が作動していない時は12.5~13.0Vとなり、走行中などオルタネーターが作動している時は13.5~14.5Vに上昇します。
エンジンが停止しているときの電圧が低くなってきたら寿命が近づいている可能性が高いです。
バッテリーの電圧を確認する方法には以下の方法があります。
- OBD2コネクターに測定器を接続して測る
- シガーソケットに電圧表示する器具を取り付けて測る
- テスターを用いてバッテリー電圧を直接図る
- ディーラー、カー用品店、ガソリンスタンド等で測定してもらう
またバッテリーが劣化してくると、バッテリーを使用する機能が低下します。
この症状からバッテリーの寿命を判断しても良いかもしれません。
バッテリー上がりで車が動かなくなる前にバッテリー交換しましょう!
おいらはバッテリーが劣化すると電動ルーフの動きが悪くなるぜ!
まとめ
バッテリーの選び方、交換方法、寿命の確認方法について解説しました。
車のバッテリーには様々な種類(型式)があり、車に適した型式のバッテリーを選ばなければなりません。
自分でバッテリーを交換する場合は手順をよく確認し、ショートさせないように注意して作業してください。
バッテリーの寿命を確認して、適切な時期にバッテリー交換をしましょう。
電動ルーフ作動中に止まったら悲劇だぜ!
最後までお読み下さりありがとうございました。
それでは、皆さんも『めんどくさい事を楽しみましょう!』
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