古いiPadを使っているんですが最近バッテリーの持ちが非常に悪くて使い物になりません。
お金をあまりかけたくないので自分でバッテリーを交換できないでしょうか?
バッテリーを購入すれば自分で交換することは可能です。
参考までに私がDIYでした作業を紹介します。
私のお古を使えるようにしたんだよね。
購入したiPad Air2用バッテリー
私が購入したのは下記のiPad Air2用互換バッテリーです。
2021年12月に楽天市場にて購入しました。(税込価格約¥2,800)
購入してずっと放置しており2023年5月にようやく作業しました。
A03567-02と箱には記載されてますが、バッテリーにはA1547(おそらくこっちが型番)と記載されています。
色々な型番があるようです。
取り付けに使用した工具
上記工具が全て必要な訳ではありません。
下記の作業内容をみて、必要なものを用意して下さい。
個人的には、テレホンカードのような薄いプラスチックカード(液晶パネル取り外し用)があれば良かったと思ってます。
使用したヒートガンです。
ドライヤーより高温になるので注意が必要です。
ドライヤーでも作業できると思います。
吸盤やピックは液晶パネル外しに使用し、内張りはがしはバッテリーの取り外しや取り付けに使用しました。
違うものでも代用できると思います。
バッテリー交換手順
それではバッテリー交換手順を解説します。
お決まりですが、作業は自己責任でお願いします。
①準備
作業開始前に以下の準備をしましょう。
- データーをバックアップする。
- できるだけバッテリーの残量を減らす。(やった方がベター)
- 電源を完全に落とす。(スリープではダメ)
②液晶パネルを外す
iPad Air2の液晶パネルは本体と粘着テープのようなもので貼り付けられていて、ネジ止めはされていません。
粘着テープは左の写真の青色の部分に使われており、上部は2ヶ所着いています。
これを全てはがし液晶パネルを外します。
センサー類やケーブルを切らないように液晶パネルを外さないといけません。
特にカメラ(上部赤丸)やケーブルと指紋センサー(右下四角)に注意してください。
先ずは液晶パネルの上部から外します。
ヒートガン(もしくはドライヤー)で温めながら吸盤でパネルを浮かせます。
温めすぎると液晶画面がおかしくなり、冷えたまま浮かせると割れる危険があります。
少しずつ温度を上げながら様子をみつつ慎重に作業しましょう。
温めて、ピックを入れて浮かせ、つまようじを差し込んで元に戻らないようにします。
(写真は上下逆になってます。)
中の配線やセンサー類を破損しないように、つまようじやピックはできるだけ画面に対して水平に差し込みます。
カメラのある部分は2カ所シールされているので、薄いプラスチックカードがあると作業しやすかったと思います。
全てのシールを外して液晶パネルを浮かせます。
まだ液晶パネルを持ち上げてはいけません。
下側にケーブルがあるので、写真のように上側を持ち上げます。
ケーブルは本体右下に3本のビスで取り付けられています。
これを外すと液晶パネルと本体を分離できます。
3つのコネクタ配線となってます。
液晶パネルが取り外せました。
③バッテリーの取り外し
バッテリーと本体は粘着テープで固定されています。
なので背面パネルをヒートガンで温めながらバッテリーを外します。
私は自動車用の内張りはがしを使用しました。
結構しっかりとくっついているので、バッテリーを外す時に背面パネルを曲げないように注意が必要です。
本来はバッテリーと本体とのコネクタ部分(下記写真)を絶縁処理して行うのですが、私はしませんでした。
内張りはがし(青い棒)の先端部分がバッテリーと本体との接続コネクタになります。
コネクタにバッテリーの端子がはめ込んであるのですが、丸い部分が抜け防止のためピン状になっています。
内張りはがしなどで周りのパーツを浮かせ、抜け防止ピン部分に空間を作らないとバッテリーが外せませんので注意してください。
④組み立て
組み立ては、分解手順の逆になります。
バッテリー、液晶パネル接続ケーブル、液晶パネルの順に本体に取り付けます。
分解に比べたら非常に楽な作業です。
もともとの粘着テープをそのまま使用し、液晶パネルを取付けました。
なので防水性はありません。
手持ちのクランプを総動員して圧着しました。
クリヤーファイルを切り取り、液晶画面と背面パネルを保護してます。
充電しながら一晩放置しました。
以上で作業は終了です。
iPad Air2のバッテリー交換をした感想
iPad Air2のバッテリー交換をDIYで行った個人的な感想です。
・低コストである。
・破損しないように非常に気を遣う。
液晶パネルを外してバッテリーを交換し、元に戻すだけの作業ですが、結構大変です。
これならお金を払ってバッテリー交換してもらった方が良かったと思いました。
まとめ
スマホやタブレットをバッテリー交換することで、まだまだ使用することができます。
最近の製品は簡単にバッテリー交換できない構造になっていますので大変ですが、上手くいけば安価に再生することができます。
壊れてもいいやという軽い気持ちで作業してみてはいかがでしょう?
自信のない方は、ショップでやってもらいましょう。
最後までお読み下さりありがとうございました。
それでは、皆さんも『めんどくさい事を楽しみましょう!』
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