
初代L880K型コペンに乗っているのですが、スパークプラグって自分で交換できるのでしょうか?

車のスパークプラグの交換は自分でできますよ。
ただ、L880Kコペンは配管を外したりする必要があり、少し面倒です。
特徴や取り付け手順を紹介しますので、もしよければ参考にしてください。

ガソリンに火が付かないと走れない。
スパークプラグの交換時期
スパークプラグはガソリンエンジンで燃料と空気の混合気に火をつける部品です。
スパークプラグの性能が低下すると、エンジンがかかりにくくなる、燃費が悪くなる、加速が悪くなるアイドリングが不安定になる、 排気ガスに影響が出る等の影響が出ます。
劣化すると中心電極や接地電極が丸くなるため、目視確認により交換時期を判断できますが、分からない場合は、走行距離で判断しましょう。
一般寿命タイプ 10,000km ~ 20,000km
長寿命タイプ 50,000km ~ 100,000km

自分で点検するのが難しい方は、ディラー等で定期的に点検してもらいましょう!
交換したスパークプラグ
私が交換したプラグは下記の物です。

D-SPORT製ECUに付属していたものになります。
純正の熱価は6ですが、本製品は熱価7と1つアップしています。
取り付けに使用した工具
- プラグレンチ(16mm、マグネット付きを推奨)
- ラチェットレンチ(10mm)
- エクステンションバー
- トルクレンチ(プラグの締付24.5±5N/m)
- ウォーターポンププライヤー
- マイナスドライバー
- 軍手
- マスキングテープ、シリコンスプレー など


取り付け手順

お決まりですが、自己責任でお願いします。
バッテリーを外す
プラグ交換だけならバッテリーを外す必要はありませんが、今回、ECUの交換をしたため外します。
バッテリーのマイナス端子を外します。(10mm)

軍手などで絶縁しておきましょう。
10分以上待ってから次の作業に移ります。
エンジンカバーを外す
ボルト2本を外し、エンジンカバーを外します。(10mm)
エンジンカバーの裏側奥にL字の金具があるので、それをずらしながら外します。

ブローオフバルブの配管を外す
プラグにアクセスするには配管が邪魔なためずらします。
プラグ上部の配管のみを外せば良いのですが、青の四角で囲った部分の配管が壊れやすいとの情報があったため、そこは触らず周囲の配管も含め広範囲を一緒にずらします。
赤丸のボルト4か所(10mm)と赤い四角のホースバンド4か所を外して配管をずらします。

イグニッションコイルの取り外し
イグニッションコイルの固定ボルトを外します。(10mm)

小さいマイナスドライバーや先のとがった工具を赤丸の部分に入れて、カプラーを外します。

これでイグニッションコイルは外せますが、元の場所に戻せるように番号を付けておきます。

新しいスパークプラグの取り付け
プラグレンチにエクステンションを取り付けプラグを外します。
取り付けはT字バーを外し、ネジがきっちり噛んでまわることを確認しながら手締めでゆっくり確実に行います。
最後はトルクレンチを用いて締めます。(24.5±5N/m)

配管内にゴミが入らないように、テープやウエスで塞ぎながら作業しましょう。
上が今回交換した新しいプラグ、下が使用済みのプラグになります。

中古で購入したので使用期間は分かりませんが、交換履歴なしの場合68,000km使用したことになります。

電極は残っており、不具合もありませんでしたので、まだまだ使えそうな感じですが、ECU交換のため同時に交換しました。
元に戻す
プラグを4本取り付けたら元に戻していきます。
- イグニッションコイルを差し込む
- イグニッションコイルにカプラーを接続
- イグニッションコイルをナットで固定
- 配管を接続し、ボルトで固定
- エンジンカバーを取り付け
- バッテリーを接続
私はECUの交換を同時に行ったためバッテリーを外しましたが、プラグ交換のみなら必要はありません。
プラグ交換した感想
D-SPORT製ECU取り付けによるプラグ交換のため、プラグ交換単独の感想はありません。

D-SPORT製のECUに交換した効果も良く分かりませんが、気分的には大幅アップです。

気分が一番大切だ!
まとめ
ダイハツコペン(初代L880K型コペン)のプラグ交換方法について紹介しました。
プラグの交換方法を知っておくと、プラグの状態のチェックも自分でできますのでより愛車への愛着が深まるのではないでしょうか。
最後までお読み下さりありがとうございました。

それでは、皆さんも『めんどくさい事を楽しみましょう!』
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