ステアリング交換方法 ダイハツコペン(初代L880K)へのMOMOステアリングの取り付け

取り付け完了 コペン
質問者
質問者

初代L880K型コペンに乗っているのですが、ステアリングを交換したいなあと思っています。
自分で取り付けられるでしょうか?

エド
エド

ステアリングは重要なパーツであるので注意が必要ですが、DIYで取り付けることができます。

参考まで、私がMOMOステアリングを取り付けた手順を紹介します。

L880K
L880K

MOMOステ!、MOMOステ!

ステアリング交換に関する注意点

ステアリングを交換する際に注意する点をまとめてみました。

エアバックが無くなる

基本的にステアリングを交換するとエアバックがなくなりますので、安全性が低下します。

最近はないと思いますが、エアバックがないと保険の内容が変わる可能性がありますので、契約中の保険内容の確認が必要になります。

エアバックを取り外すとエアバックの警告灯が点灯してしまい、そのままだと車検が通りません。

これを回避するためにエアバックキャンセラーを取り付ける必要があります。

エアバックキャンセラー付属するステアリングボスを購入しましょう。

作業中の注意点として、エアバックには火薬が含まれていますので、誤動作爆発しないように注意が必要です。(バッテリーを外して放電するまで待つ。)

ステアリングのサイズについて

以前は350mm以上のステアリングでないと車検に通らなかったようですが、現在はメーター類がきちんと確認できれば350mm以下の小径ステアリングでも車検は通ります。

逆にメーター類が見にくいと判断されると車検には通らなくなります。

ですので同じステアリングでも、車種や検査員によって判断が変わってしまいますので注意が必要です。

あと、ホーンボタンにホーンマークが付いていないと車検には通りません。

ステアリングスイッチが使えなくなる

最近の車種にはステアリングスイッチが付いていますが、ステアリングを交換するとこれらが無くなってしまいます。

L880K型初代コペンにはステアリングスイッチが付いてませんので問題ありません。

車検に関する注意点
  • エアバック警告灯が点灯しないこと
  • メーター類の視認性が良いこと
  • ホーンマークがあること
  • その他保安基準を満たすこと

購入したMOMO製ステアリングなど

ステアリング交換をする際、ステアリング本体以外にステアリングボスと角度微調整スペーサーを購入しました。

MOMO製ステアリング

2024年11月に楽天市場にて購入しました。(税込価格約¥24,000)

チューナー(TUNER)というシリーズの320mm径、色はブラックになります。

MOMOステアリング

黒色のホーンボタンが付属しています。

MOMOステアリング
セット内容
  • ステアリング本体 径320mm
  • ホーンボタン(ブラック)
  • ホーンボタンカバー(ネジ6本付き)
  • スペーサー
  • シリアルナンバーカード
  • 取付・取扱説明書

ステアリングボス

車体とステアリングをつなぐステアリングボスというパーツが必要になります。

HKB SPORTS(東栄産業)の OD-234を購入しました。(ダイハツ用、L880K型コペン対応)

2024年11月に楽天市場にて購入しました。(税込価格約¥6,200)

ステアリングボス

エアバックキャンセラーが付属しています。

ステアリングボス
セット内容
  • ステアリングボス本体
  • エアバックキャンセラー
  • ホーンケーブル
  • スペーサー
  • トルクスドライバー
  • 各種ネジ12本(六角レンチ付き)
  • 取付・取扱説明書

角度調整スペーサー

これはなくてもステアリングを取り付けることはできますが、真っすぐにするため、取付角度微調整用スペーサーを購入しました。

大恵産業のAS-01という品番のもので、MOMOステアリング用スペーサーになります。

2024年11月に楽天市場にて購入しました。(税込価格約¥1,900)

アジャストスペーサー

厚みが10mmあり、それだけステアリングが手前に来ます。

塗装の仕方が荒いですが、見えなくなるのでヨシとします。

アジャストスペーサー
セット内容
  • スペーサー本体
  • 各種ネジ6本(六角レンチ付き)

取り付けに使用した工具

使用した工具
使用工具
  • トルクスレンチ(T30)
  • 六角レンチ
  • ラチェットレンチ(10mm、19mm)
  • トルクスレンチ(30N・mで締付)
  • クロスレンチ
  • マイナスドライバー(カプラー外し用)
  • マジック

取り付け手順

エド
エド

お決まりですが、自己責任でお願いします。

バッテリーの取り外し

エアバックが誤作動すると危険ですので、バッテリーを外します。

10mmのレンチでマイナス端子を外して軍手をかぶせて絶縁します。

10分以上待ってから作業を開始します。

バッテリーマイナス端子取り外し

エアバックの取り外し

エアバックは両サイド2本のネジで固定されています。

写真は左側ですが、赤丸のネジをT30のトルクスドライバーで緩めます。(完全には外れません。)

右側も同じような位置にあるので同様に緩めるとエアバック部分が外せます。

トルクスネジを外す

エアバックは黄色のケーブルでつながっているので、青丸部分のカプラーを外してエアバックを外します。

カプラーは小さいドライバーなどで白い部分のロックを浮かせると外せます。(写真なし)

エアバックを外す

ステアリングを外す

ステアリングを外すためにまず、ステアリングをロックさせます。

(エンジンを切った状態でステアリングを左右に揺らすとロックされる。)

ホーンケーブルの付いたカプラーを外します。(青矢印)

ステアリングのセンターを合わせられるようにマジックで印をつけます。

19mmのナットを外します。

きつく締まってますのでクロスレンチを使用しました。

ナットは完全に外さずに3周程度緩めた状態にして、ステアリングを左右に揺らして外します。

完全に外すとステアリングが外れた拍子に顔面にぶち当たります。(そんな勢いで外れます。)

カプラーを外しとセンターの印付け

ステアリングを完全に取り外したら、ナットを無くさないように元の場所に仮付けしておきます。

スパイラルケーブルが中立の位置からズレないようにビニールテープで固定しておきます。

ホーンカプラー取り付け

オリジナルのステアリングとMOMOステの大きさ比較です。

ステアリングの比較

オリジナルの径は約365mmで今回取り付けるMOMOステの径は320mmです。

結構違います。

エアバックキャンセラーの取り付け

エアバックキャンセラーを取り付けます。

おそらく単なる抵抗なのでプラスマイナスの極性は気にしなくて大丈夫です。

絶縁と脱落防止のためテープで固定します。

エアバックキャンセラー取り付け

念のためコネクターの外側ともテープで固定しておきました。

エアバックキャンセラー取り付け-2

ステアリングボスの取り付け

ホーン配線の付いたカプラー(白)を取り付けます。

ホーンカプラー取り付け-2

ステアリングのセンターに合わせたマジックの線とステアリングボスのTOPの印を合わせてステアリングボスを仮止め固定します。

ホーン配線を中に通し、エアバックキャンセラーの配線はステアリングボスの外側に邪魔にならないように巻いておき、ステアリングボスの外側のカバーをはめ込みます。

ステアリングボス取り付け

ステアリングボスが仮止めできたら、バッテリーをつなぎキーを音にして、エアバックキャンセラーとホーンの状態を確認します。

エアバックキャンセラーが正常に作動し、エアバック警告灯が消えました。

エアバックキャンセラー作動確認

ホーンも仮付けし、きちんと鳴る事を確認しました。

ホーン確認

動作チェックができましたので、ステアリングボスを規定トルク(30N・m)で本締めします。

ステアリングの取り付け

ステアリングのセンターが微妙にずれるため、取付角度微調整用スペーサーを取り付けます。

先ずは、ステアリングボスに下記のスペーサーを置きます。

スペーサー取り付け

次に取付角度微調整用スペーサーを置き、六角ネジで6か所固定します。

トルクは6N・mですが、感覚で締めてます。

楕円径の溝があり、その分だけ角度を微調整できます。

角度微調整アダプター取り付け

続いて、ステアリングをホーンを取り付け完成です。

取り付け完了

きっちりセンターには合わせられませんでしたが、ほとんど気にならない角度に調整できました。

68,488kmでの交換になります。(備忘録)

ステアリング交換距離68,488km

MOMO製ステアリング取り付け前後比較

Before

ステアリング交換前

After

ステアリング交換後
エド
エド

小径ステアリングになり、乗り降りが楽になりました。
見た目もレベルアップした気がします。
メータ類も問題なく確認することができます。(車検が通るかは未確認)

L880K
L880K

かなりカッコよくなったな。
良い感じだと思うぞ。

エド
エド

内装もいろいろいじっているので、どんどん自分好みに変わってます。

MOMO製ステアリングを取り付けた感想

MOMO製小径ステアリング(TUNER、320mm)を取り付けた個人的な感想です。

  • 乗り降りが楽になった。
  • 見た目がカッコ良い。
  • ホーンが鳴らしやすくなった。(実際に鳴らすことは皆無ですが。。。)
  • 操作レスポンスがクイックになった。
  • ステアリング操作が重くなった。
  • エアバックが無くなり安全性能が低下した。
  • メーター類の視認性が低下し、車検に通らない場合がある。
エド
エド

とにかく、乗り降りが楽になったのが大きいです。

L880K
L880K

それは良かった。

まとめ

ダイハツコペン(初代L880K型コペン)のステアリング交換方法について紹介しました。

小径のステアリングに交換することで乗り降りがかなり楽になりました。

ステアリングは必ず触れるものですので、お気に入りのものに交換すると満足度は非常に高いと思います。

ただ、走行に対して非常に重要なパーツであるため、交換には十分注意してください。

本記事を参考にした作業については自己責任でお願いします。

最後までお読み下さりありがとうございました。

それでは、皆さんも『めんどくさい事を楽しみましょう!』

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