コペンファクトリー見学記|製造工程を見て感じたことと静かな感動

COPEN_FACTORY記念撮影-2-1 イベント・その他
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エド
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コペンの製造工程を見学できる「コペンファクトリー」。
以前から気になっていたのですが、製造終了のニュースを聞き、「今のうちに見ておきたい」と思い、見学に行ってきました。

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コペンファクトリーはおいらの生まれ故郷だ!

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見学に行った理由

コペンファクトリーでコペンの生産工程を見学できることは以前から知っていましたが、自宅から近いこともあり、いつでも行けると思って放置していました。

そんな時、2026年8月に2代目コペンの生産終了のニュースを耳にしました。

生産終了になれば当然工場見学もできなくなるので、急いで申し込みをして見学に行くことにしました。

同様の理由でGRコペンにも急いで試乗しに行きました。

当日の行動:現地まで

コペンファクトリーのあるダイハツ本社工場は大阪府池田市にあります。

当日は天気も良かったので、マイコペンで30分ほどオープンドライブを楽しみつつ現地へと向かいました。

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ダイハツ本社ビル

ちなみに社名の由来は、もともとエンジンを製造していた発動機製造株式会社が車を作るようになり、本社が大阪にあったことから、阪の動機製造株式会社の頭文字を取って大発(ダイハツ)となったそうです。

本社建物前には社名の入った道路標識があります。

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ダイハツ本社前の道路標識

集合場所が本社ビルなのでカーナビには本社(大阪府池田市ダイハツ町1-1)をセットすると良いです。

駐車場は、本社の前面道路である国道171号線を挟んで向かい側にあります。

駐車場には国道171号を南下してこないと入れないのでカーナビの道順にはご注意ください。(中国池田インターから来た場合、南下になります。)

従業員用の駐車場と同じ敷地内にコペンファクトリー見学者用の駐車場があります。

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コペンファクトリー見学者用駐車場

従業員の駐車場にもたくさんコペンがあり、コペン好きが多いようで嬉しくなりました。

今回、一緒に見学した皆さんもコペンで来られていました。

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コペンファクトリー見学者のコペン

皆さん遠方から自走して来られており、ビックリです。

当日の行動:見学前

集合時間の30分前から本社建物に入ることができます。

本社ロビーにも様々な展示があり、楽しめますので、なるべく早く行くことをお勧めします。

本社内の展示物

本社建物内にラリーカーや三輪車が展示されていました。

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レース参戦ミライース

10時間耐久レースに参戦したD-SPORTチューンのミライース(現車)です。

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ミゼット(1957年~1972年)

かわいらしいミゼットは今販売しても売れそうですね。(おそらく規制を満たさないので無理ですが。。。)

他に内部構造のわかるエンジンの展示物(撮影禁止)もあり、興味深かったです。

待合室

出発の15分ぐらい前に待合室へ案内されました。

待合室にはコペン関連の展示物や雑誌があり、時間を持て余すことはありませんでした。

コペン専用BBSホイールを使ったテーブルとセロのヘッドライト照明、こだわりを感じます。

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コペン用BBSホイールの埋め込まれたテーブルとコペンセロのヘッドライトを使用した照明

こんなのが自宅にあったらカッコいいですね。

待合室や見学後に頂いた飲み物がこちら。

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ここにもコペンに対するこだわりを感じます。

当日の行動:工場見学

コペンファクトリーは本社ビルの反対側にあり、バスに揺られて10分ぐらいで到着しました。

案内係の方が撮影して下さった記念写真がこちら。(工場敷地内は撮影禁止)

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コペンファクトリー入口にて(頂いた写真)

後ろに展示車両が見えますね。

見学前のガイダンス

工場内見学の前にガイダンスを受けました。

参加者は5組で10名ほどでした。

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当日の参加者

今日のゲストに「エド」の名前もあり、ちょっぴり嬉しくなりました。

ガイダンスは7分程度のビデオで、見学の際の注意点やD-Frame、Dress Formation、車の製造過程などの説明でした。(内容については撮影禁止)

工場内見学

ガイダンスの後、1時間ほどかけて工場見学をしました。

自動車の生産は、プレス-溶接-塗装-組立-検査の順に行われ、見学できるのはファイナルラインと検査工程になります。

案内役(岩本さん)の方の説明が丁寧で分かり易かったので、コペン独自の生産工程をより深く知ることができました、ありがとうございました。

工場内の雰囲気

工場内に入った時の第一印象は、「小さい」でしたが、見学していくうちに、必要十分な大きさであることが分かりました。

軽スポーツカーを手作業中心で作る工場としての合理性を感じました。

工場に入って右側がファイナル製造ラインで、左側が検査ラインとなっており、両ラインを同時に見ることができます。

一般的な自動車ラインに比べ、天井が低く明るい感じで、清潔感のある工場でした。

ガラス越しに見学していると、ディラーの展示車を外から眺めている感覚になりました。(少し表現がオーバーかもしれません)

組立ファイナルライン見学

D-Frameにエンジン等の部品が組付けられた車体が、組立ファイナルラインに運ばれてきます。

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組立ファイナルライン前の車体(頂いた写真)

この写真は見学後にプレゼントされたもので、工場内は撮影禁止です。

D-Frameという骨格構造で車体の強度を保つため、Dress Formation(購入後パーツを取り換えることでローブからセロへの変更等)を可能にしています。

通常、自動車のさび止め塗装はグレー色が多いのですが、Dress Formation時の見栄えのためブラックの塗装がされており、ここにもコペンへのこだわりを強く感じました。

組立ファイナルラインは下記の4つの工程で行われています。

  • 第1工程:ルーフやボンネット等の取付
  • 第2工程:ライトやバンパー等の取付
  • 第3工程:シートやドア等の取付
  • 第4工程:タイヤ等の取付

作業には2つのタブレットが使用されており、大きいタブレットで作業指示を確認し、小さいタブレットでトルクチェックを行いつつ、1名もしくは2名でいろいろな部品がテキパキと取り付けられていきました。

ラインは非常にゆっくりと動いており、じっくり見ないと動いているのが分からないほどのスピードでした。

少量生産ならではの職人感を感じましたが、それもそのはず、作業員は各工場からの選りすぐりのエリート集団だそうです。

エリート作業員でも1台の作業を終了するには13-15分かかるほど、多くの作業を行っていました。

エド
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私なんかエアロパーツを1つ取り付けるだけで丸一日かかっているのに、ものすごいスピードで仕上げていました。

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お前ごときと一緒にするな!

この工場では15分に1台しかコペンを生産できませんが、その代わりにコンパクトな工場になっています。(一般的な自動車組立工場では作業が細分化されているため、1人が行う作業は1台1分程度であり、このため生産台数は多いが広い工場を必要とします。)

全ての担当作業が終了するのを待ってから次の車体へと移るのですが、各作業はほぼ同時に終了していたので、待ち時間がほとんど発生することなく、効率よく作業は進んでいました。

また、下のようなコペン専用の作業服(展示室にて撮影)を着ており、テキパキとした作業と清潔間のあるラインと相まって、見ていて惚れ惚れしてしまいました。

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コペン専用作業服(展示室にて撮影)

私が車をいじる時にも、この作業着が欲しいなあと思いました。

この作業服イメージに塗装されたDress Formationパーツが工場内の壁展示されており、これを実際に取り付けたコペンを見てみたいです。

コペンの製造はこの工場のみで1日に約40台しか生産できないそうです。

15分弱で1台だから、1時間に4-5台、1日で。。。大体合ってるなあと考えながら聞いてました。

工場内には当日の生産予定と達成率が掲示されており、この日は38台の生産予定で、見学時には11台生産完了(予定10台、100%達成)していました。

コペンは全て受注後生産になっているため、いろいろな種類、色、グレードのコペンがラインに流れてきます。

見学時にはグリーンのセロが3台、白のGRが1台、並んで組み立てられていました。

グリーン色のセロは人気があるようで、私も落ち着いた感じのブリティッシュグリーンが好きです。

検査ライン見学

組立ファイナルラインを通過すると、仕切りを隔て、検査ラインへと車が運ばれます。

検査ラインでは以下の7つの検査を行っています。

  • 外観、室内検査:傷やへこみ、その他異常の有無を検査
  • ラフロード検査:荒れた路面想定を低速で走行した時の検査
  • 前輪タイヤ角調整、ヘッドランプ検査:タイヤやステアリング、ランプの調整、検査
  • サイドスリップ検査:フロントタイヤの向きの適正検査
  • 定置走行検査、制動力検査:100kmまでクルマを走らせ、走行状態やブレーキ等の検査
  • 下廻り検査:クルマをリフトアップし、異常の有無を確認
  • 室内水漏れ検査:大量に水をかけた時、車内への水漏れの有無を検査

外観、室内検査は非常に繊細な手先の感覚が必要だそうで、資格制になっているだけでなく、毎日検査前に感覚が正常であるかのチェックを行っているそうです。

このような繊細な作業は女性の方が向いているようで、2名の検査員のうち1名が女性でした。

ラフロード検査は凹凸のあるローラーの上を10~15kmで車を走らせ、室内に異音などがないかを検査する工程ですが、これは通常の車では行われておらず、コペンのみで実施しているそうです。

それ以外の検査も組立同様、スムーズかつ丁寧に行われていました。

検査もしっかりと行われており、非常に丁寧にコペンは製造されているなあと感じました。

展示室見学

工場見学終了後、30分程度、自由に展示室を見学しました。

展示室には2台のコペンが展示されていました。

一台は緑色のコペンです。

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コペンクーペ(200台限定車)

パッと見セロのようですが、これは限定200台販売されたコペンクーペ(Copen Coupe)です。

コペンクーペの後ろにチラッと写っているのが、本日案内をして下さった岩本さんです。ありがとうございました。

もう一台は、ピンクのローブです。

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2代目コペン5周年記念サインカー

2代目コペン発売5周年の記念イベント「STAR CIRCUIT MEETING@西浦 by COPEN 5th Anniversary」(2019年9月7日に愛知県のスパ西浦モーターパークで開催)で展示されていた車体です。

私もこのイベントに参加していたので、とても懐かしくなりました。

私もどこかにサイン(落書き?)したと思うのですが、どこに何を書いたか全く覚えていません。

Dress Formationに使うパーツの展示もありました。

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Dress Formation用パーツ類

実際に手に取ることが許可されてましたので、持ってみると非常に軽かったです。

バンパーと同じプラスチック素材でできているからでしょう。

壁にはD-SPORTのパーツ類が展示されていました。

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D-SPORT製パーツ類

マフラーが欲しいなあと思いつつ見ていました。

コペンのミニカーやプラモデルの展示もありました。

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コペンミニカー

マイコペン(赤のL880K)のミニカーが欲しくなりました。

他にもコペンの歴史を説明したパネルやグッズ類の展示販売等がありました。

コペンのロゴの入ったツールボックスがセール価格(¥3,000→¥1,500)で売っていたので思わず買ってしまいました。

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購入したツールボックス

マイコペンをいじる時に使おうと思います。

帰りにお土産まで頂きました。

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お土産(エコバック、モバイルアクセサリーケース、マグカップ)

コペンのロゴの入ったエコバック、モバイルアクセサリーケース(スマホとケーブル類が収納できる)、マグカップでした。

これと記事中で使用した写真(入口での記念写真、D-Frame構造が分かる写真)を頂きました。

お土産はコペンオーナー見学の日と一般見学の日で違ったり、見学時期で違ったりしてるようです。

最後に駐車場までバスで送迎して頂き、終了となりました。

本当に楽しい一日でした。

見学の実用情報(予約や流れ)

コペンファクトリーを見学したい方は下記のサイトより予約して下さい。

コペンオーナー用の見学日と一般の見学日とがあります。

正確な日にちまでは決まっていませんが、2026年8月のコペン製造終了に伴い、コペンファクトリーも終了してしまいます。(2026年5月上旬情報)
見学をご希望の方はお急ぎください。

所要時間は約2時間で、コペンの最終組立工程と検査工程を見学できます。

開始時間の30分前から本社ビル(集合場所)に入れます。

本社ロビーにも展示がありますので、早めに行かれることをお勧めします。

駐車場は、本社の前面道路である国道171号線を挟んで向かい側にあります。

駐車場には国道171号を南下してこないと入れないのでカーナビのセットにはご注意ください。(中国池田インターから来た場合、南下になります。)

見学を終えて感じたこと

約2時間のコペンファクトリー見学でしたが、楽しくてあっという間でした。

製造終了前に来られて本当に良かったです。

匠の手で丁寧に作られるコペンを見て、マイコペンをより一層大切に乗り続けたいと思いました。

環境面や安全面のため車に対する規制が厳しくなるのは仕方のない事かもしれませんが、コペンのように特徴のある車がどんどん減って、エンブレムを見ないと何処のメーカーか分からない車ばかりになってしまうのは寂しいなあと感じています。

まもなくコペンファクトリーの見学も終了となってしまいますが、3代目コペンが製造されるようになり、コペンファクトリー見学が再開されることを楽しみに待ちたいと思います。

まとめ

コペンファクトリーはコペンを製造している唯一の工場であり、一般の自動車製造ラインとは異なる様々な特徴があります。

製造終了前の今しか見られない工程ばかりなので、コペンが好きな方はぜひ早めの見学をおすすめします。

エド
エド

ダイハツ京都工場も見学したことがあり、違いがいろいろあって興味深かったです。

L880K
L880K

3代目コペンが発売されたら、おいらはおじいちゃんだな。

本記事はあくまで個人的な感想です。

最後までお読み下さりありがとうございました。

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それでは、皆さんも『めんどくさい事を楽しみましょう!』

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